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明るく澄んだルビー色の色調、ジャンブはやや長め、若いワインとしてはしっかりとした粘性をもっています。
外観の全体的な印象としては、若々しくフレッシュな印象です。
香りの第一印象はやや控えめに感じられますが、グラスをスワリングするごとに、時間を経過するほどに、マスカット・ベーリーA由来の、赤い果実の香りがグラスの中に溢れてきます。そしてその奥からはやや湿り気を帯びたスミレなどの赤い花の香りや、カシスやブルーベリーなどの黒色系の果実の香り、さらに時間の経過とともにタバコの葉や紅茶などのニュアンスも感じられます。
アタックはスムーズで軽快な印象です。爽やかで心地の良い酸味が全体を引き締め、ワインの味わいにはっきりとした輪郭を与え、味の印象がぼやける事はありません。
瓶詰め後、日が浅い為、全体的にマスカット・ベーリーAのニュアンスが強く感じられます。今後の熟成によりカベルネ・ソーヴィニヨンのニュアンスがどのように表れてくるのか?
非常に楽しみなワインです。 オルロージュ 2013 赤 2015/07/31
オルロージュ赤は14℃~17℃で飲んで頂くと、軽快な飲み口ながらもしっかりとした余韻を楽しんで頂けます。
フチに明るいグリーンのトーンを帯びた、優しく膨らみのあるレモンイエローの色調。
若いワインとしては粘性はやや強く、グラスを傾けてみると、しっかりとした卵型の楕円刑を描いています。外観から、甲州種単体では得られにくいボリューム感を予感させます。
ボトリングからまだ日が浅い事もあると考えられますが、香りの第一印象はやや控えめ。
白い花の香りや、白こしょうのニュアンス。甲州種由来のアロマが中心に感じられます。時間の経過、温度の上昇とともに、やや青みを持つハーヴなどのニュアンスが感じられるようになって来ます。また、豊富なミネラル感も感じられます。今後、熟成により、どのように香りの印象が変化して行くのでしょうか。今後、このワインを飲む愉しみの一つでもあると思います。
アタックは爽やかで、豊かな果実味と穏やかな酸味がバランス良く、ドライな味わいながらも優しい印象。普段、甘口のワインを口にすることが多い方への、辛口ワインの入門編としてお薦めできる、親しみやすい味わいです。
酸味と果実味のバランスが良く、よく冷やした状態から、少し高めの温度まで幅広くお楽しみ頂けます。
オルロージュ 2013 白 2015/07/31
しっかりと冷やせばキリリッとした印象に、少し温度が上がればスモーキーなニュアンスも感じられます。オルロージュ白は8℃~13℃が飲み頃です。
1909年(明治42年)江戸時代より続く「油屋」佐渡屋を、洋酒 ビールなどの代理店「サドヤ洋酒店」に転業しました。
1917年(大正6年)、サドヤ洋酒店を営んでいた6代目今井精三が、ワイン醸造販売を手がけるサドヤを創業しました。
精三が長男の友之助と共に農場を開墾するまでの間、勝沼産ブドウから造る「甲鐵天然葡萄酒」を商標とするワインを醸造、販売していました。
ワイン造りをはじめた精三は、フランスのワイン文化を吸収しようと長男の友之助にフランス語を修得させます。
フランスではワイン専用品種によるワインの醸造が行われていること、地域ごとに気候条件にあったブドウ栽培を行っていること、そのワインが地域の特産となっていること。
昭和を迎えた日本の食文化が将来、欧米化していくだろうという見込みをもって、昭和初期に自ら日本でブドウ栽培を行うと決断しました。
友之助は、フランスの苗木栽培家に手紙で連絡を取り、ブドウの苗木を日本へ送ってもらうよう手配。試行錯誤の末、甲府まで苗木を運び、1936年には導入した苗木によるブドウ栽培に成功しました。
その後は栽培に成功したブドウから、当時の日本ではまだ浸透していなかった本格辛口ワインの製造を始めました。
当初の売れ行きはかなり厳しい状況でしたが、海外からの客人の多いレストランなどで取り扱いが決まったことで、徐々に広がっていきました。
1936年に植えたブドウから納得のいく品質のワインが造れるようになるまで10年。1946年産のワインをシャトーブリヤンと名付け発売するまで4年。
フランスのワイン造りを参考に始まったサドヤのワインづくりは、食事の中にあるワインを造ることを基本に続けています。
何より今のサドヤは、地域で大切にされてワインづくりを継承しています。日本の山梨・甲府で造るサドヤのワインは、ワインが育くまれてきた背景を備えた、
日本ワインの味わいが楽しむことができる、他とは違うワインに仕上がっています。
店内に広がるワインの香を楽しみながら、ワインをお選びいただけます。
お土産用として、ご自宅用として、熟成の時を経て製造されたサドヤ自慢のワインをお楽しみください。
【営業時間】10:00~18:00
【住所】〒400-0024山梨県甲府市北口3-3-24
【TEL】055-251-3671
ワインと料理の調和を大切にする、サドヤならではの料理がお楽しみいただけます。
■営業時間(平日) ※ディナー予約制
◎ランチタイム 11:30~14:30(LO 14:00)
◎ディナータイム 17:30~21:00(LO 20:30)
■営業時間(土日祝) ※ディナー予約制
◎ランチタイム 11:30~13:30(LO 12:30)
◎ディナータイム 17:30~21:00(LO 20:30)
【住所】〒400-0024 山梨県甲府市北口3-3-24
【TEL】055-288-8723