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【メルマガアーカイブ】 生牡蠣とレモン、そして白ワインの美味しい関係!(2016年11月12日配信)

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  • 2018年07月09日
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私、寺井が今回の最新情報をお届け致します!

 

みなさまこんにちは、今回で10回目の登場となります、蔵人の寺井です。
此処、甲府では今週、10日に初氷を観測したそうです。急速に秋の気配が深まり、

冬が近づいて来るのが感じられますね。

 

この時期、旬を迎えるのが、私も大好きな「牡蠣」(冬場に旬を迎える「真牡蠣」)です。
真牡蠣の水揚げ期間は10月〜4月くらいまでの約半年間、しかし、生食用として出荷出来る期間は、
11月〜2月くらいまでだそうです。

「生牡蠣とシャブリ」の例を出すまでも無く、生牡蠣と白ワインの相性の良さは既に周知の事実

ですが、今日は、「生牡蠣と白ワインの美味しい関係」」について、少しだけ科学的にお話させて

頂きたいと思います。

 

皆様は生牡蠣を食べる際に何を添えられますか?恐らく、レモンやすだち、かぼすなど柑橘系の

果実の果汁を絞り、牡蠣と一緒に召し上がる方が多いかと思います。今回はこの、柑橘系果実の

果汁が(以下レモンの果汁とします。)美味しい関係のポイントとなります。

牡蠣に含まれる、「乳酸」や「コハク酸」は「温旨系有機酸」と呼ばれ、温かい温度で美味しくなる

性質があります。しかし、生牡蠣は冷やして食べるものですので、そのままでは「温旨系有機酸」の

美味しさを活かす事が出来ません。

 

そこで、レモンの出番となります。生牡蠣にレモンを絞ると、レモンの持つ「クエン酸」の働きで、
牡蠣が冷たいままでも美味しくなるのです。

 

「クエン酸」は冷やすとと美味しくなる「冷旨系有機酸」です。牡蠣に豊富に含まれるグリコーゲンと 「冷旨系有機酸」は非常に相性が良いのです。生牡蠣に、レモンを絞って頂く事により、とても美味しく召し上がって頂けるのですが、そこに白ワインをプラスして頂く事により、更に美味しくお召し上がり頂けます。

白ワインには、「リンゴ酸」と「酒石酸」というスッキリとした「冷旨系有機酸」が多く含まれています。牡蠣にはこの酸が欠けている為、レモンの「クエン酸」が仲人役となり、絶妙なマリアージュを魅せます。

どうぞ、生牡蠣とサドヤのワインのマリアージュをお楽しみ下さい。

 

※過去に配信したメールマガジンのアーカイブです。リンク先等が変更になっている場合もあります。

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