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【メルマガアーカイブ】ソーヴィニヨン・ブランの仕込みを行いました!!
(2016年9月13日配信)

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  • 2018年01月15日
  • ワイン造り メルマガアーカイブス ソーヴィニヨン・ブラン 2016年9月 オルロージュ 甲州ワイン 

私、寺井が今回の最新情報をお届け致します!

 

みなさま初めまして、蔵人の寺井です。このメールマガジンでは初登場となります。

メールマガジンでは初登場の「新人」ですが、サドヤのワイン造りに関わるように

なってから、早いもので四半世紀以上の時が経ちました。

 

不肖の身ではありますが、サドヤのワイン造りに関しては「誰よりも現場を知っている!」

という事を、ささやかな自負としています。

 

サドヤのFacebookでもご報告させて頂きましたが、 今日は、山梨県北杜市明野町で

収穫された、ソーヴィニヨン・ブランの仕込みを行いました。

今日はソーヴィニヨン・ブランについて少しお話をさせて頂こうと思います。

ソーヴィニヨン・ブラン※Wikipedia
ソーヴィニヨン・ブランは、フランス西部を原産地とする、白ワイン用ぶどう品種です。

今では世界中で栽培され、 白ワイン用のぶどうとしてはシャルドネに次ぐ人気の品種です。

ハーブや柑橘系の果実などの爽やかな香りと、溌剌とした酸に特徴があります。

 

ボルドーでは、セミヨンやミュスカデルとアッサンブラージュ(ブレンド)することが

多いのですが、サドヤでは日本の固有品種甲州※Wikipediaとアッサンブラージュし、

オルロージュ 白というワインを造っています。

(※現行のヴィンテージではソーヴィニヨン・ブランは使用しておりません。)

 

フランス原産のソーヴィニヨン・ブランと日本の固有品種、甲州。近年その近似性が

話題となっています。品種特徴香を担う特徴的なチオール化合物、グレープフルーツや

パッションフルーツ様の香気を持つという3-メルカプトヘキサノール(3MH)が甲州から

発見された事も、この2つのぶどうの近似性を裏付けました。

香りだけでなく、酸やミネラルのニュアンスも良く似た部分もあるのではないか?

と、個人的には考えています。この2種類のぶどうを巧みにアッサンブラージュし、

互いの長所をより引き出す事を目指して、オルロージュ 白は造られています。

セパージュ(ぶどう品種)の割合は、甲州 80%、ソーヴィニヨン・ブラン 15%、

そして残りの5%はセミヨンです。

 

セパージュ比率、僅か5%のセミヨンですが、ワインが熟成するにつれ、その存在感が

驚くほど増して来ます。とても興味深い話題なのですが、長くなりそうなので、この話は

次の機会にさせて頂きたいと思います。

 

甲州を主体にソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンをアッサンブラージュした、

オルロージュ 白と、甲州のみを100%使用して醸造した、甲州シュール・リー 「緑」 – Green –

を是非、皆様には飲み比べ、楽しんで頂けたらと思います。

 

※過去に配信したメールマガジンのアーカイブです。

リンク先等が変更になっている場合もあります。

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