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規格番外品 生産本数300本 『甲州 無濾過 2017』 新発売です!
【日本で初めてワイン専用ブドウ品種でワインを醸したワイナリー サドヤ】

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  • 2018年03月16日
  • ワイン造り 甲州 無濾過 新商品 甲州ワイン ぶどう品種 

いつもご覧いただきありがとうございます。
日本で初めてワイン専用ブドウ品種でワインを醸したワイナリー サドヤです。

 

サドヤがリリースする“オレンジワイン”「甲州醸し SMOKE – スモーク -」をベースとした
規格番外品、生産本数300本の限定ワイン、『甲州 無濾過 2017』を新たにリリースしました!

発酵初期の72時間、甲州ブドウの果皮と果汁を一緒に浸し保持しました。

ぶどうの果皮成分の抽出を目的としています。これにより、フェノール成分、

色素成分、カリウム等が増大し、ワインの香り、味わいに独自の厚みと広がり を与えています。

 

甲州種を敢えて“醸す”ことにより得られた、これらの特徴を出来るだけ損なわないよう

無濾過で仕上げました。

 

そのため、通常のワインに比べ「澱」や「酒石」等の沈殿物が発生しやすくなっていますが、

味わいのインパクトは絶大です。

 

『甲州 無濾過 2017』

 

【メルマガアーカイブ】今日9月17日は「モノレール開業記念日」です!!
(2016年9月17日配信)

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  • 2018年03月07日
  • イベント ワイン造り メルマガアーカイブス 2016年9月 カベルネ・ソーヴィニヨン セミヨン ぶどう畑 今日は何の日 シャトーブリヤン ミュール サドヤ農場 ぶどう品種 

みなさまこんにちは、今回で2回目の登場となります。蔵人の寺井です。
今日9月17日は「モノレール開業記念日」だそうです。1964年の今日、浜松町〜羽田空港間の

東京モノレールが開業した事に由来するそうです。

少し駄洒落っぽくなってしまいますが、モノレール開業記念日ということなので、

サドヤのモノポール(単一畑)サドヤ農場について、今日は少しお話をさせて頂こうと思います。

(普段、周囲から“硬い”と言われる事が多いので、波多野店長を真似てみましたが、どうでしょうか?)

 

モノポールとはフランス語で「単独所有畑」のことを意味します。世界で最も有名なモノポールは恐らく

「ロマネ・コンティ」ではないでしょうか?「ロマネ・コンティ」は畑の名前であり、畑の所有者は
DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社)です。

 

モノポールから収穫されるぶどうは、畑の所有者が単一の為、栽培者の技術や哲学、情熱の総てが表現

されていると言えるのではないでしょうか? 農協等を経由し、多くの栽培者から購入したぶどうと比べ、

より畑のもつ個性、特徴が表現されたぶどうになります。

 

私達サドヤのモノポール、サドヤ農場は昭和11年に、初代今井精三と二代目、友之助が中心となり開墾しました。

甲斐善光寺を臨む、八人山の麓、ぶどう栽培には絶好の適地である、痩せて排水性の良い南西向きの斜面です。

このサドヤ農場で、先人達は試行錯誤を重ねながら、欧州系醸造専用ぶどう品種(Vitis Vinifera)の栽培に

日本で初めて、成功しました。

以来、サドヤ農場では、赤は「カベルネ・ソーヴィニヨン」、白は「セミヨン」の栽培を続けています。

 

サドヤファンの皆様には既にお馴染みかもしれませんが、今日はあらためて、サドヤ農場産ぶどうのみ
で醸造された、2つのワインをご紹介させて頂きます。

 

シャトーブリヤン ミュール サドヤ農場 赤

日本のカベルネ・ソーヴィニヨン発祥の地、サドヤ農場産カベルネ・ソーヴィニヨンを使用した

ミディアムボディの赤ワインです。複数年のワインを最良のバランスでブレンドしてあります。

収斂性とは無縁のシルキーで心地の良いタンニン分が特徴です。

 

シャトーブリヤン ミュール サドヤ農場 白


日本のセミヨンン発祥の地、サドヤ農場産セミヨンを使用した辛口のワインです。豊かな果実味と

穏やかな酸味が織りなす、滑らかで厚みのある味わいは、他では中々味わう事は出来ません。在庫が

少なくなって来ていますので、この機会に是非お楽しみ下さい。次回の瓶詰めは来年の4月以降を予定

しております。

 

※過去に配信したメールマガジンのアーカイブです。

リンク先等が変更になっている場合もあります。

【メルマガアーカイブ】ソーヴィニヨン・ブランの仕込みを行いました!!
(2016年9月13日配信)

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  • 2018年01月15日
  • ワイン造り メルマガアーカイブス ソーヴィニヨン・ブラン 2016年9月 オルロージュ 甲州ワイン 

私、寺井が今回の最新情報をお届け致します!

 

みなさま初めまして、蔵人の寺井です。このメールマガジンでは初登場となります。

メールマガジンでは初登場の「新人」ですが、サドヤのワイン造りに関わるように

なってから、早いもので四半世紀以上の時が経ちました。

 

不肖の身ではありますが、サドヤのワイン造りに関しては「誰よりも現場を知っている!」

という事を、ささやかな自負としています。

 

サドヤのFacebookでもご報告させて頂きましたが、 今日は、山梨県北杜市明野町で

収穫された、ソーヴィニヨン・ブランの仕込みを行いました。

今日はソーヴィニヨン・ブランについて少しお話をさせて頂こうと思います。

ソーヴィニヨン・ブラン※Wikipedia
ソーヴィニヨン・ブランは、フランス西部を原産地とする、白ワイン用ぶどう品種です。

今では世界中で栽培され、 白ワイン用のぶどうとしてはシャルドネに次ぐ人気の品種です。

ハーブや柑橘系の果実などの爽やかな香りと、溌剌とした酸に特徴があります。

 

ボルドーでは、セミヨンやミュスカデルとアッサンブラージュ(ブレンド)することが

多いのですが、サドヤでは日本の固有品種甲州※Wikipediaとアッサンブラージュし、

オルロージュ 白というワインを造っています。

(※現行のヴィンテージではソーヴィニヨン・ブランは使用しておりません。)

 

フランス原産のソーヴィニヨン・ブランと日本の固有品種、甲州。近年その近似性が

話題となっています。品種特徴香を担う特徴的なチオール化合物、グレープフルーツや

パッションフルーツ様の香気を持つという3-メルカプトヘキサノール(3MH)が甲州から

発見された事も、この2つのぶどうの近似性を裏付けました。

香りだけでなく、酸やミネラルのニュアンスも良く似た部分もあるのではないか?

と、個人的には考えています。この2種類のぶどうを巧みにアッサンブラージュし、

互いの長所をより引き出す事を目指して、オルロージュ 白は造られています。

セパージュ(ぶどう品種)の割合は、甲州 80%、ソーヴィニヨン・ブラン 15%、

そして残りの5%はセミヨンです。

 

セパージュ比率、僅か5%のセミヨンですが、ワインが熟成するにつれ、その存在感が

驚くほど増して来ます。とても興味深い話題なのですが、長くなりそうなので、この話は

次の機会にさせて頂きたいと思います。

 

甲州を主体にソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンをアッサンブラージュした、

オルロージュ 白と、甲州のみを100%使用して醸造した、甲州シュール・リー 「緑」 – Green –

を是非、皆様には飲み比べ、楽しんで頂けたらと思います。

 

※過去に配信したメールマガジンのアーカイブです。

リンク先等が変更になっている場合もあります。

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