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サドヤブログSADOYA Blog

“醸し”の甲州の糟出しと圧搾を行いました。
【日本で初めてワイン専用ブドウ品種でワインを醸したワイナリー サドヤ】

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  • 2018年09月28日
  • 圧搾 ワイン造り バトナージュ 醸し(マセレーション・スキンコンタクト) 甲州 秋分 甲州ワイン 七十二候 二十四節気 ぶどう品種 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ) 

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日本で初めてワイン専用ブドウ品種でワインを醸したワイナリー サドヤです。
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“醸し”の甲州の糟出しと圧搾を行いました。
2017ヴィンテージと同様に、発酵初期の72時間果汁と果皮を一緒に浸し保持しました。
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甲州種を使用したワインですが、醪がほんのりとピンク色をしてるのはその為です。
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甲州醸し 2017 SMOKE – スモーク –

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2018ヴィンテージでは“醸し”の期間中に1回醪にバトナージュ(撹拌)を行いました。
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これにより、昨年以上に抽出が進んでいる事と思われますが、発酵温度が上がりました
ので、香気成分やワインの持つフレッシュ感などに何らかの影響を与えているかも知れません…?

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どのように仕上がるのか楽しみです。

甲州ぶどうの収穫
【日本で初めてワイン専用ブドウ品種でワインを醸したワイナリー サドヤ】

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  • 2018年09月18日
  • 収穫(Vendange) 日本ワイン発祥の地・甲府 棚長梢(X字) 甲州 ぶどう畑 敬老の日 季節の商品 白露 スパークリングワイン 甲州ワイン 七十二候 甲府の歴史 甲府の気候 二十四節気 ぶどう品種 国民の祝日 甲府開府500年 玄鳥去(つばめさる) 

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日本で初めてワイン専用ブドウ品種でワインを醸したワイナリー サドヤです。
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昨日、甲府市善光寺地区にある甲州ぶどうの圃場に収穫の手伝いへと伺いました。
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2018年産「甲府スパークリング 甲州」になる予定の甲州ぶどうです。
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陽の光に照らされ、果皮が紫色に透き通った甲州ぶどうの美しさは格別
なものがあります。

【メルマガアーカイブ】 レポート 日本ブドウ・ワイン学会(ASEV Japan)(2016年12月17日配信)

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  • 2018年07月30日
  • ワイン造り メルマガアーカイブス TV 真田丸 棚長梢(X字) 棚短梢(一文字) 垣根長梢(ギヨ) 垣根短梢(コルドン) 甲州 2016年12月 日本ブドウ・ワイン学会(ASEV JAPAN) ぶどう畑 ぶどう品種 

私、寺井が今回の最新情報をお届け致します!

 

みなさまこんにちは、今回で15回目の登場となります、蔵人の寺井です。
何やら、ショップの二人は「真田丸」の話題で盛り上がっているようですね。

 

私もわりと歴史は好きな方なのですが、やはり一番好きなのは郷土の英雄で私淑している、武田信玄公です。
真田家も旧武田家家臣ではありますが、幸隆、信綱父子の代くらいまでしか知らない為、今ひとつ彼らの
会話について行けず、少し寂しい思いをしています。

 

武田二十四将の一人“秋山伯耆守信友”(あきやまほうきのかみのぶとも)の屋敷跡に建つ山梨大学にて、
11月26日(土)、日本ブドウ・ワイン学会(ASEV JAPAN)の総会が開催されましたので参加をさせて
頂きました。

 

当日は様々なセミナーや、口頭発表がありましたが、その中で個人的に興味を持ったものを一つだけ、

この場を借りて掻い摘んで、ご紹介させて頂きたいと思います。(※の私の理解不足で間違った解釈を

お伝えしてしまうような箇所もあるやもしれません。その節は平にご容赦頂きたくお願い申し上げます。)

 

私が特に興味深く拝聴させて頂いたのは「仕立て及び整枝剪定方法の違いが“甲州”の果実特性に及ぼす

影響」という発表です。山梨県果樹試験場の渡辺氏、山梨峡東地域普及センターの三宅氏、山梨県

工業技術センターの小松氏、恩田氏、4氏の研究報告です。

 

“甲州”は一般的に、棚仕立ての長梢剪定で栽培される事が多いのですが、仕立て及び、整枝剪定方法の

違いにより、どのような変化が現れるのか、と言った内容でした。

 

比較を行った仕立て及び、整枝剪定方法は、棚長梢(X字)棚短梢(一文字)垣根長梢(ギヨ)

垣根短梢(コルドン)、以上、4つの仕立てでした。

 

棚短梢(一文字)の生育速度は、棚長梢(X字)とほぼ同じだが、ベレーゾン(ぶどうの色付き)は

垣根より3-5日早く、棚長梢(X字)より総酸含量が高く、熟期が遅れる傾向が見られる。

棚長梢(X字)に比べると収量は少ないが、作業時間が短縮出来る。適正樹勢の維持が課題である

そうです。

 

垣根長梢(ギヨ)では、ぶどうの糖度は高いが、果房重が小さく収量が少ない。新梢の生育が不揃いで

満開期の新梢も長く、適正樹勢の維持が難しい。また、節間も長く、翌年の結果母枝の確保も難しい為、

“甲州”は垣根仕立ての長梢剪定栽培には向かないとの事でした。

 

垣根短梢(コルドン)では、棚の長梢(X字)、短梢(一文字)に比べて、収量は少なかったが、

垣根長梢(ギヨ)よりは多く、作業も単純なことから樹冠の拡大等、更なる検討により収量の増加を

図れるものと考えられるそうです。

 

また、“甲州”では、新梢の基芽は花芽を持ちにくい事が解ったという事です。
(※“甲州”の基準単収は1.8-2.0t/10aです。)

 

上記の栽培方法の違いから得られた、4種の甲州葡萄を醸造した際の比較ですが、短梢、長梢、どちらの

場合においても、垣根栽培のほうがアミノ酸含量が多かったという事です。以前の研究で、アミノ酸含量

と酢酸イソアミルや、他の脂肪酸エステルと正の相関がある事が報告されているそうです

 

今回の試験に於いても、ワイン中の脂肪酸エステル類は、棚栽培の約1.0〜3.5倍含まれていたとの事。

また、バラ洋の香りがし、フルーティーさの増強に役立つ事が知られている、βダマセノンも垣根栽培の

方が多かったという事です。また、官能評価においても、垣根栽培のほうが良い評価のものが多かった

ようです。

 

これまでの甲州ワインの研究で、栽培方法の違いがワイン中の成分に大きな差が認められたのは初め

であり、甲州の垣根栽培の今後に期待が出来るとの事でありました。

 

“甲州”の垣根栽培はまだ一般的とは言えない状況です。サドヤで醸造している甲州も総て棚栽培のものを

使用しています。しかし、このような研究が進むうちに、醸造用甲州の栽培は垣根栽培が主流、という

ような時代が来ると面白いですね。(実現する為のハードルは相当高いと思いますが…。)

 

先ずは一度この手で、垣根栽培の甲州を醸してみたいものです。

 

※過去に配信したメールマガジンのアーカイブです。リンク先等が変更になっている場合もあります。

今週末のワイナリー見学について(2017年7月21日・22日)
【日本で初めてワイン専用ブドウ品種でワインを醸したワイナリー サドヤ】

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  • 2018年07月21日
  • イベント 日本ワイン発祥の地・甲府 カベルネ・ソーヴィニヨン セミヨン 甲州 小暑 シャトーブリヤン ミュール サドヤ農場 ロゼ ワイン サドヤ ワイン スクール スパークリングワイン 甲州ワイン 七十二候 営業案内 ワイナリー見学 観光 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう) 甲府の気候 二十四節気 ぶどう品種 

いつもご覧いただきありがとうございます。
日本で初めてワイン専用ブドウ品種でワインを醸したワイナリー サドヤです。
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サドヤのある甲府では、7日間連続の猛暑日を記録しました。

今週末も猛暑日の予想となっています。体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。

猛暑の週末は、駅近クールスポット、サドヤの地下セラー見学は如何ですか…?
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既に定員に達した回もございます。
今週末、2018年7月21日(土)・22日(日)のワイナリー見学のご予約状況をお伝えいたします。
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※2018年7月21日 10:00の時点のご予約状況です。
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7月21日(土)
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10:00 ○ 定員に対して余裕があります。
11:00 △ まもなく定員に達します。
—————————————–
13:00 ○ 定員に対して余裕があります。
14:00 × ワインスクール開講のため催行なし。
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ワインスクールの定員に対して余裕があります。当日のご参加も受け付けております。
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15:00 △ 間もなく定員に達します。
16:00 × 定員に達しました。
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7月22日(日)
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10:00 ○ 定員に対して余裕があります。
11:00 × 定員に達しました。
—————————————–
13:00 ○ 定員に対して余裕があります。
14:00 △ 間もなく定員に達します。
15:00 ○ 定員に対して余裕があります。
16:00 ○ 定員に対して余裕があります。
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※2018年7月21日 10:00の時点のご予約状況です。

【メルマガアーカイブ】 生牡蠣とレモン、そして白ワインの美味しい関係!(2016年11月12日配信)

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  • 2018年07月09日
  • メルマガアーカイブス ワインと食材の相性 セミヨン 生牡蠣 2016年11月 甲州 シャトーブリヤン ミュール サドヤ農場 シャトーブリヤン 甲州ワイン ぶどう品種 

私、寺井が今回の最新情報をお届け致します!

 

みなさまこんにちは、今回で10回目の登場となります、蔵人の寺井です。
此処、甲府では今週、10日に初氷を観測したそうです。急速に秋の気配が深まり、

冬が近づいて来るのが感じられますね。

 

この時期、旬を迎えるのが、私も大好きな「牡蠣」(冬場に旬を迎える「真牡蠣」)です。
真牡蠣の水揚げ期間は10月〜4月くらいまでの約半年間、しかし、生食用として出荷出来る期間は、
11月〜2月くらいまでだそうです。

「生牡蠣とシャブリ」の例を出すまでも無く、生牡蠣と白ワインの相性の良さは既に周知の事実

ですが、今日は、「生牡蠣と白ワインの美味しい関係」」について、少しだけ科学的にお話させて

頂きたいと思います。

 

皆様は生牡蠣を食べる際に何を添えられますか?恐らく、レモンやすだち、かぼすなど柑橘系の

果実の果汁を絞り、牡蠣と一緒に召し上がる方が多いかと思います。今回はこの、柑橘系果実の

果汁が(以下レモンの果汁とします。)美味しい関係のポイントとなります。

牡蠣に含まれる、「乳酸」や「コハク酸」は「温旨系有機酸」と呼ばれ、温かい温度で美味しくなる

性質があります。しかし、生牡蠣は冷やして食べるものですので、そのままでは「温旨系有機酸」の

美味しさを活かす事が出来ません。

 

そこで、レモンの出番となります。生牡蠣にレモンを絞ると、レモンの持つ「クエン酸」の働きで、
牡蠣が冷たいままでも美味しくなるのです。

 

「クエン酸」は冷やすとと美味しくなる「冷旨系有機酸」です。牡蠣に豊富に含まれるグリコーゲンと 「冷旨系有機酸」は非常に相性が良いのです。生牡蠣に、レモンを絞って頂く事により、とても美味しく召し上がって頂けるのですが、そこに白ワインをプラスして頂く事により、更に美味しくお召し上がり頂けます。

白ワインには、「リンゴ酸」と「酒石酸」というスッキリとした「冷旨系有機酸」が多く含まれています。牡蠣にはこの酸が欠けている為、レモンの「クエン酸」が仲人役となり、絶妙なマリアージュを魅せます。

どうぞ、生牡蠣とサドヤのワインのマリアージュをお楽しみ下さい。

 

※過去に配信したメールマガジンのアーカイブです。リンク先等が変更になっている場合もあります。

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